
Instagramの新機能「ブレンド」とは?使い方から今後の可能性まで紹介
Instagramが新たに発表した「ブレンド(Blend)」機能をご存じでしょうか?
Instagramは2025年4月17日(米国時間)、新機能「Blend(ブレンド)」の正式リリースを発表しました。1年以上のテストを経て導入されたこの機能は、友人やグループと自分たち専用のリールフィードを共有できる革新的な仕組みです。この記事では、Blendの機能や使い方、今後の可能性まで詳しく解説します。
「ブレンド(Blend)」 とは
引用元:Meta
ブレンドは、InstagramのDMチャット内で利用できるリール動画の共有機能です。チャットグループに参加しているメンバーそれぞれにおすすめされたリール動画を、ひとつの専用フィードでまとめて視聴することができます。
たとえば、自分と友人の1対1のチャットでブレンドを作成した場合、自分にレコメンドされたリールだけでなく、友人におすすめされた動画や、二人の共通の興味関心に基づいたコンテンツもフィード内に表示されます。
リールを視聴している間は、画面下に表示されるバーから絵文字でリアクションを送ったり、コメントを返したりすることが可能です。これらの反応はそのままDMチャットに投稿され、メンバー全員に通知が届くため、動画をきっかけにリアルタイムで会話が広がる仕組みになっています。
ブレンドのメリット
これまでInstagramでは、面白いリール動画を見つけた際に、都度DMで個別に共有するのが一般的でした。実際にDMは、Instagram内で最も活発に使われているコミュニケーション手段の一つとされています。
新機能「ブレンド」は、こうした共有の手間を省き、友人やグループのおすすめリールを一つの専用フィードにまとめて表示することで、共有体験を大きく進化させます。これにより、共通の興味関心を持つ相手との間で、よりスムーズにコンテンツを楽しみながらつながることが可能になります。
さらに、ブレンド内の動画に対してリアクションやコメントをすると、その情報は自動でチャットに反映され、通知も届く仕組みになっています。「これ、あなたにぴったりかも!」といった自然なやりとりが生まれやすくなり、リール動画をきっかけとした会話の活性化が期待されます。
ブレンドの使い方
ブレンドは、ユーザー自身が作成するか、友達からの招待を受けて参加するオプトイン形式です。一度参加した後でも、いつでも自由に退出できます。なお、本機能は現時点では一部のユーザーのみが利用可能となっており、今後段階的に提供範囲が広がる見込みです。使い方は以下のとおりです。
- DMで友達と1対1のチャット、もしくはグループチャットを開く
- 右上のブレンドアイコンをタップして「招待する」を選択
- 1対1の場合は相手が参加、グループチャットの場合はメンバーのうち一人が参加すると、ブレンドが表示されるようになる
- DMのブレンドアイコンをタップすると、いつでもブレンドを見ることができ、表示されるコンテンツは毎日更新される
ブレンドでは、それぞれのリール動画に「◯◯◯◯(アカウント名)におすすめ」と表示されるため、どのメンバーに向けてレコメンドされた動画なのかが一目でわかります。お気に入りのクリエイターや趣味など、友達がどんなことに興味を持っているのかをコンテンツを通じて発見し、DMでの会話をきっかけに、より深いつながりを築くことができる仕組みです。
ブレンドの今後の可能性
Instagramが新たに導入した「ブレンド」は、単なるリール共有機能にとどまらず、今後のユーザー体験やSNS上のコミュニケーションの在り方を変える可能性を秘めています。
現在は一部ユーザーに限定公開されている段階ですが、段階的な展開によって利用者が拡大すれば、「日常的な動画の共有=ブレンドを通じた体験」という新たな文化が根づく可能性があります。リールのレコメンド精度が高まるほど、パーソナライズされた発見や共通の話題提供が強化され、DM内の会話活性にもつながるでしょう。
また、今後は企業やブランドによるプロモーション活用も視野に入ると考えられます。たとえば、ファン同士でブランド関連リールをブレンド共有できるような仕組みが整えば、広告やインフルエンサー投稿の拡散力が一段と高まる可能性もあります。
Instagramとしては、ブレンドを通じてDM領域でのエンゲージメントを一層高め、リール視聴時間の増加や滞在時間の向上を狙っていると考えられます。ユーザーにとっても、より自然な共有体験を通じて、SNS上の「つながり」が深化する新しいフェーズが始まりつつあると言えるでしょう。
まとめ
Instagramが新たに導入した「ブレンド(Blend)」は、友人やグループとの間でリール動画を共有しやすくするだけでなく、共通の興味関心をきっかけとした自然なコミュニケーションを生み出す注目の新機能です。
個別で動画を送り合う手間を省き、DM内でのやり取りを活性化させるこの仕組みは、ユーザー体験の向上だけでなく、今後のマーケティング施策にも応用される可能性があります。
現在は一部ユーザーへの提供にとどまっていますが、今後の展開次第では、SNS上の「共有のかたち」を大きく変える存在になるかもしれません。ブレンド機能をはじめ、Instagramの最新動向やリールを活用した効果的なアカウント運用にご興味のある方は、TIMELINEの記事やメルマガをぜひご活用ください。
SNSマーケティングの支援についてはTIMELINEまでお気軽にご連絡ください。